2025年5月– date –
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障害者差別と命の平等――「やまゆり園事件」から考える“生きるに値しない命”という思想と日本社会の分断
2016年7月、神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、戦後日本最悪の大量殺傷事件が発生しました。元職員・植松聖による19人殺害、26人重軽傷というこの事件は、「障害者はいなくなればいい」という優生思想を動機に、日本社会に命の平等... -
「もうおねがいゆるして」――目黒女児虐待事件と結愛ちゃんのSOS
2018年3月、東京都目黒区で5歳の船戸結愛ちゃんが養父と実母からの壮絶な虐待の末に命を落とした『目黒女児虐待事件』。結愛ちゃんがノートに残した「もうおねがいゆるして ゆるしてください おねがいします」という幼い叫びは、日本中に深い衝撃と悲しみ... -
「私が殺されたら犯人はA」――警察が無視した“生きた遺言”と桶川ストーカー殺人事件の真実
日常のすぐ隣に潜む恐怖が、なぜ防げなかったのか――。1999年に埼玉県桶川市で発生した『桶川ストーカー殺人事件』は、被害者・猪野詩織さんが執拗なストーカー被害と生命の危険を何度も警察に訴えながらも、その声が無視され、悲劇的な結末を迎えた事件で... -
「完全自白 愛の地獄」人たらしの支配と冷酷な殺人:15億円を奪った本庄保険金殺人事件
平凡な日常の裏側で、巨額の保険金をめぐる冷酷な殺人計画が着々と進行していた――。1990年代後半、埼玉県本庄市で発覚した『本庄保険金殺人事件』は、スナックの経営者とホステスたちが常連客をターゲットに偽装結婚・薬物殺害を繰り返し、保険金を詐取し... -
「家族不適応殺」新幹線を襲った“無敵の人”――東海道新幹線車内殺傷事件と小島一朗の生い立ち
深夜の東海道新幹線で、誰もが想像しなかった惨劇が起きました。2018年6月、走行中の「のぞみ265号」車内で発生した無差別殺傷事件は、日常の安全が一瞬で崩れ去る現実を私たちに突きつけました。加害者・小島一朗の生い立ちや動機、そして事件が社会に与...
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